学習法選択の重要性
■通学や通信講座は”道案内”
前のページでは、「独学の持つ危険」についてお話ししました。
通学や通信講座を利用すれば、そうした危険を抑えられることが多いと言いました。
通学や通信講座というものは、言ってみれば「本試験受験への道案内」です。
学習者が道に迷うことなく本試験まで辿りつけるように、案内をしてくれるものです。
例えて言えば、車で目的地に行くのに、
地図だけを頼りに、自力で辿りつくか(独学)、
ナビゲーションシステムを購入して、それを利用するか(通信講座)、
周辺の道に詳しい知人に、道案内を頼むか(通学)
・・・といった感じでしょう。
■目的地に着くために
勘の良い人だったら、地図だけを見て、目的地に辿りつくことができます。
ナビシステムを使いこなせる人も、余裕で大丈夫です。
また、道に詳しい知人を助手席に乗せていれば、道に迷うこともないでしょう。
しかし。
方向音痴で地図が読めない人が、自力で車を運転したら?
機械の操作が全くできない人が、ナビシステムを使おうとしたら?
人の話を聞くのが大嫌いな人が、隣におしゃべりな知人を乗せたら?
・・・やはり、目的地に着くのは難しいかもしれません。
目的地に着くためには、自分に合ったツールが必要なのです。
そしてそのことは、社会保険労務士試験でも同様です。
■自分に合った学習方法を選ぶ
自分に合ったツール、自分に合った学習方法を選択することは、非常に大事です。
学習方法が自分に合わないと、効率も悪くモチベーションも維持できず、
不合格どころか本試験の受験すらできない可能性もあります。
学習途中で学習方法を変えることもできますが、
そうすると時間のみならず費用のロスも発生してきます。
では、自分に合った学習方法は、どうやって選べばよいのでしょうか?
それを考えるには、各学習方法の特徴を知る必要があります。
次のページでは、通学と通信講座の特徴について、
もう少し詳しく見ていきましょう。