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他の国家試験との難易度比較

■社会保険労務士試験VS行政書士試験
さて、社会保険労務士試験の難易度を知るために、社会保険労務士試験と他の国家試験について、最近の合格率を比較してみることにします。 まず、行政書士試験から比較してみましょう。 過去3年の合格率比較(  )内は合格者数
社会保険労務士合格率 行政書士試験合格率
2014年度 9.3%(4,156人) 8.3%(4,043人)
2013年度 5.4%(2,666人) 10.1%(5,597人)
2012年度 7.0%(3,650人) 9.2%(5,508人)
社会保険労務士試験よりも行政書士試験の方が、合格者数も多く、合格率も高いという結果になっています。 上表を見ると、社会保険労務士試験の合格率と、行政書士試験の合格率は、どちらが高いというはっきりした傾向はないようです。 この2つの試験は両方とも、事務系の仕事を好む人が「何か資格を取ろう」と思ったときに、興味を引かれる試験だと思われます。どちらも、法律初学者にとって取り組みやすく、比較的短期間で合格が可能であることから、人気が高い状況です。 上表の結果を見ても、現実の受験生を考えても、行政書士試験の方が、多少間口が広い印象があります。  

■社会保険労務士試験VS司法書士試験
次に、社会保険労務士試験と司法書士試験の合格率を比較してみましょう。 過去3年の合格率比較(  )内は合格者数
社会保険労務士合格率 司法書士試験合格率
2014年度 9.3%(4,156人) 3.0%(759人)
2013年度 5.4%(2,666人) 2.9%(796人)
2012年度 7.0%(3,650人) 2.8%(838人)
社会保険労務士試験と司法書士試験を比べると、社会保険労務士試験の合格率は司法書士試験の概ね2倍以上となっています。 しかし、合格者数は2倍ではありません。社会保険労務士試験の合格者数は4倍以上、受験者数ももちろん社会保険労務士試験の方がずっと多い結果になっています。 社会保険労務士試験も試験科目が多いと言われていますが、司法書士試験の試験科目は更に多数です。また司法書士試験は、合格には複数年の学習が必要であるとも言われ、「ちょっと受けてみよう」という受験者は少ないと思われます。 難易度は、合格率を見ても試験内容を見ても、司法書士試験の方が難しいと思われます。  

■社会保険労務士試験VS宅地建物取引主任者試験
次は、宅地建物取引主任者試験との比較です。 過去3年の合格率比較(  )内は合格者数
社会保険労務士合格率 宅地建物取引主任者試験合格率
2014年度 9.3%(4,156人) 17.5%(33,670人)
2013年度 5.4%(2,666人) 15.3%(28,470人)
2012年度 7.0%(3,650人) 16.7%(32,000人)
宅地建物取引主任者試験、いわゆる「宅建」です。昔からの人気資格で、資格取得者は不動産業界で優遇されています。この試験は不思議な試験で、不動産関連の仕事をしていない・する予定がない人も数多く受験しています。比較的受験しやすいことから、法律系資格試験の登竜門的な存在でもあります。 そうした人気を反映してか、合格者の人数だけを見ても、社会保険労務士試験とは桁が違います。難易度を考えても、宅地建物取引主任者試験は、択一式問題だけなので受験しやすいと言えます。「まず一つ資格を取ってみよう」「この種の試験を経験してみよう」という人にはお勧めかもしれません。

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