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どんな人が受験しているのか?

■会社員の合格者が多い
社会保険労務士試験の難易度について語るには、合格率だけではデータが足りません。その合格率を構成している人達のデータも大切です。ここでは、直近の合格者データを検証してみましょう。

平成24年度の社会保険労務士試験は、全国で66,782人が申し込みをし、うち51,960人が実際に受験し、3,650人が合格しました。

合格者の統計を見ると、会社員の割合が最も多く53.0%、次に無職者の割合が19.1%、公務員が6.4%と続いています。

会社員の合格者が過半数を占めていることから、この試験が働きながら合格できるものであることがわかります。

無職の人の割合も19.1%ありますが、こうした人は、育児などで仕事を休んでいる人やたまたま試験期間に失業していた人が多いのではないかと推察されます。

税理士試験や司法書士試験の受験者に時々みられる「専業受験生=試験勉強をするために仕事を辞めた人」は、社会保険労務士試験の場合、あまりいないと思われます。

■女性の合格者が多い
社会保険労務士試験の特徴の一つに、女性の合格者が多いことが挙げられます。平成24年度試験では、合格者の34.8%が女性です。

女性に特有の出産から育児にかかる長期休業の期間に、資格取得をする人も多いのかもしれません。また企業の総務部に女性の活躍者が多いため、そうした女性が仕事に直結する社会保険労務士資格を取得しているとも考えられます。

■30歳代の合格者が多い
平成24年度の合格者データでは、30歳代が41.5%にのぼっています。30歳代の合格者が多いという傾向は、他の国家試験にも同様に見られるものです。

転職可能な年齢のうちに資格取得をしておきたいという人、企業内の昇進に有利だと考えて資格取得をする人、動機は様々でしょう。

40歳以上になると合格者に占める割合が減少していきますが、これは年齢的に管理職になる人が多くなり、普段の業務の多忙さから、試験勉強の時間が確保しづらいという事情もあるかと考えられます。

■働きながらでも大丈夫
全体的に見て(特に職業から見て)、社会保険労務士試験は、仕事をしながらでも充分合格できる試験であることがわかります。合格率だけを見ると難易度が高く思われがちですが、普段の生活の中で時間をやりくりしながら学習し、合格が可能な試験であると言えます。



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