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社会保険労務士試験の合格率は?

■合格率はほぼ一定
社会保険労務士試験の難易度を検証するために、まず合格率から見ていきましょう。この試験の合格率は1ケタ台が続いています。概ね7%程の合格率であると思っていてよいでしょう。 下表が、過去の合格率です。

試験年度 合格率
2015年度試験 2.6%
2014年度試験 9.3%
2013年度試験 5.4%
2012年度試験 7.0%
2011年度試験 7.2%
2010年度試験 8.6%
2009年度試験 7.6%
2008年度試験 7.5%
2007年度試験 10.6%
2006年度試験 8.5%
2005年度試験 8.9%

これを見ると、2015年度や2013年度に多少の変動が見られるものの、ほぼ一定の合格率を保っていることがわかります。

これは、試験を主催する側が、合格率を一定に保つため、毎年、合格基準点の調整を行っているからです。

全体的に見て難易度が高かった年は、合格基準点を上げ、逆に難易度が低かった年は合格基準点を下げるようにしているのです。

このように合格率を一定に保つ試験(上位何人が合格、という方式)は相対評価方式と呼ばれ、社会保険労務士試験だけでなく、司法書士試験や宅地建物取引主任者試験などに取り入れられています。

こうした相対評価方式の合否判定は、「今年の試験は簡単だったから受かったけど、去年受けていたら受からなかった」という「運」の要素が入りづらいと言えます。

「上位何人しか合格できない」「上位何%しか合格できない」と聞くと、厳しい試験に思われてしまいがちですが、試験年度間の公平が図られている制度になっているのです。

■合格率は緩やかに下降気味
また、上表からは、とても緩やかではありますが、合格率が下降気味になっていることも読み取れます。

社会保険労務士という資格の知名度が上がり、受験する人が増えたことが理由の一つに挙げられます。数年前、年金記録が社会問題になった頃から、社会保険労務士という仕事に興味を持つ人が急増したようです。

また社会保険労務士資格は、企業内でも取得を奨励されることがあるため、受験者が増えているという事情もあるようです。

他にも理由は考えられますが、受験者数全体も増加し、試験問題自体も難しくなっている状況から考えると、合格率が緩やかに下降する傾向は、今後も続くと予想されます。

そのうちに「合格率5%台」が連続するという日も来るかもしれませんね。



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